ニキビという憎い存在

Donnerstag, 1. Oktober 2020

「ニキビ」っていうやつは、どこまでも私の人生についてくる。

最初にこいつが出現したのは私が小学校の高学年の頃だった。毎日外で遊んでは汗を垂れ流していたようながきんちょの頃。おでこの汗がなんだかしみるとおもったら、潰れたニキビのせいだった。一回気づいてからはあっという間、おでこを中心にこめかみの方までぶつぶつと痛痒いようなニキビが広がっていった。

気にしてふさぎがちになる私に、母は「大丈夫大丈夫、そういうのは思春期ニキビって言って、大人になれば出なくなるものだから」といって慰めてくれた。

実際、大人になったらパッタリと出なくなったという体験談をいっぱいネットで目にしたし、私もきっとそうなんだと信じて年が経つのを待つことにした。



ところがどうだ。20をとうにすぎて、もはや絶対に「思春期」ではなくなった今でさえ、ニキビはまだ場所を変えて出現する。ほっぺた、口まわり、眉間・・・学生の頃よりも目立つ部分に進出しているではないか。

きちんと洗顔している。クレンジングだってしている。ファンデーションだって気を使って敏感肌用のものを買って使っている。それなのに、なぜ・・・。



世の中は不公平だ。何もしなくてもつるぴか赤ちゃん肌の子がいる一方で、いろいろやってもニキビから逃れられない私みたいなのもいる。

悲しいことだ。